防音工事要諦
遮音性能
遮音性能はスタジオの基本性能ですが音を止めねばならないところは徹底的に止め、それほどでもないところは適度なレベルにして予算を抑えていきます。
・室内音響の良し悪し
スタジオ設計で最も難しいのが室内音響「=響き」のコントロールでしょう。 スタジオ側の音響特性が悪いと良いプレイがしにくくなるし、C-Room側の響きが悪いと良いMixが難しい。両者共に最適な音響特性を追求しなくてはならないのですが、弊社では多くの実績と経験、測定技術により建物構造と予算に見合った最適なソルーションを求め、多くのクライアント様に満足して頂いております。
ルックス/見栄え
スタジオの見栄え、出来映えはクライアント様、スタジオユーザー様両者にとって重要な要件ですが、結局は設計者の経験とセンスがものを言う部分でしょう。限られた予算の中でいかに「カッコウ良く」仕上げるか今までの実績から判断して下さい。
居住性
スタジオとはミュージシャンにとって長い時間そこで生活する場でもあります。その観点から「居住性」の良し悪しは重要な要素となります。各素材の色彩、質感などデザインセンスが悪いと最悪になります。
照明デザイン
スタジオには音楽に適した雰囲気が必要です。良い照明デザインがスタジオの雰囲気を醸し出しますので手が抜けない部分です。
空調快適性
スタジオの空気が常にクリーンである様に、しかもスタジオの暗騒音レベルを上げずに……。 ここは予算とのせめぎ合いです。
電力バランス
スタジオの生命源は「電気」です。なるべく良質の「電気」を各部署に「配膳」すること。この部分は目に見えませんが結果として「音質=元気な音」や「S/Nの良さ」となって現れます。実は大変重要な部分です。ただ配線しても良い結果は得られません。
静粛性
スタジオ内は可能な限り静かでなくてはなりません。設計の中にノイズ源をうまく遮断する工夫=ノウハウが有るかで決まります。
構造耐久性
スタジオは一旦創れば10年以上そのままで使われることが多いものです。それだけにしっかりした部材でちゃんと施工されているかどうかが重要となります。
そのスタジオらしいトータルデザイン
スタジオデザインはその目的に合ったデザインにするべきなのは当然ですが、弊社ではクライアント様と徹底的に打ち合わせることにより、より良いデザインを実現しております。